こんにちは、でらりんです(^^♪
今回は、モズスーパーフレアについて特集します。
モズスーパーフレアの魅力といえば、華麗なる「逃げ」(/・ω・)/
松若騎手とコンビを組んで絶妙な逃げを展開し、直線では追いかけてくる後ろの馬たちに影を踏まさない。見ていてとても気持ちが良い、そんなモズスーパーフレアについてご紹介します。
モズスーパーフレア誕生
モズスーパーフレアは、父がSpeightstown、母Christies Treasure
ん?誰だ?
そう知らなくて当然、2015年4月1日にアメリカ合衆国で誕生したんです。
翌年2016年9月のキーンランド1歳馬セールで「キャピタル・システム」という馬主によって12万5000ドルで落札されました。
キャピタル・システムといえば、モズアスコットやモズアトラクションなどのモズ軍団のが馬主であり、個人的に好きなアユツリオヤジの馬主でもありますね。
12万5000ドル(約1300万円)という額についても触れておきます。
モズスーパーフレアを落札する前年、馬主であるキャピタル・システムはモズアスコットを同じくアメリカで落札しています。その額は27万5000ドル。1歳の時点では、モズスーパーフレアの評価はモズアスコットの半分くらいだったのかもしれませんね。
モズスーパーフレア 2歳
・新馬戦
栗東の音無厩舎に入厩したモズアスコットは、2017年8月19日にデビューしました。
デビュー戦は、小倉芝1200m。1番人気で単勝1.7倍。鞍上は松若風馬。
好スタートから3コーナーまでは2番手をキープ。3コーナーですっと1番手をとり、直線では2番人気ジャスパープリンス(武豊)との一騎打ち。武豊騎手の勝ちパターンに持ち込まれ、これは差されるか・・・と思いきや、もう一度加速するモズスーパーフレアのスピードはしびれますねー!
ちなみにこの時に一騎打ちを演じたジャスパープリンスは、先月エニフステークスで1着になりましたね。実力馬です。
・小倉2歳ステークス(GⅢ)
2戦目は小倉2歳ステークス(GⅢ)に出走しました。1番人気で単勝2.8倍。鞍上はデビュー戦と同じく松若騎手。
スタートは決して良くはなかったですが、持ち味のスピードですっと2番手につけました。そして4コーナーで先頭に出るか?というあたりで外からアサクサゲンキ(武豊)が並びかけ、直線ではデビュー戦同様に武豊騎手と松若騎手の一騎打ち。しかし今回は武豊騎手に軍配があがり、ゴール前でバテてしまったモズスーパーフレアは7着に沈んでしまいました。。。
このレース以降、2歳時に勝利を挙げることはできませんでした。
モズスーパーフレア 3歳
・セプテンバーステークス
モズスーパーフレアはしばらく控える競馬を続けましたが、なかなか結果が出ませんでした。しかし2018年3月の萌黄賞で逃げるレースで2勝目を挙げ、9月には武豊騎手との初コンビでセプテンバーステークス(1600万下)を3馬身差で圧勝しました。
モズスーパーフレア 4歳
・オーシャンステークス(GⅢ)
カーバンクルステークスも武豊騎手とのコンビで逃げきって勝利し、続くオーシャンステークス(GⅢ)ではルメール騎手と初コンビを組み、前半の3ハロンを32秒3という驚異的なペースで逃げ、ナックビーナスの追撃をしのぎ、そのままゴールまで押し切って初の重賞勝ちを飾りました。
・高松宮記念(GⅠ)
挑んだ高松宮記念(GⅠ)では重賞連勝中のダノンスマッシュに次ぐ2番人気で出走。しかし、いつものダッシュが見られず、直線では大きく後退して15着と惨敗を喫しました。音無調教師は「本調子ではなかった。本来なら、今日みたいな走りにはならない。ローテーションもあっただろうし、調教もやりすぎたかも」と語っていました。
・スプリンターズステークス(GⅠ)
高松宮記念依頼5ヵ月ぶりの実戦となった北九州記念では3番手に控える競馬をしたが、ラストが甘くなり4着におわりました。続くスプリンターズステークス(GⅠ)では、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンに次ぐ3番人気に支持されました。全走の敗因は控えたことにあると考えた音無調教師は、松若騎手に逃げ戦法を厳命。その指示通り、前半ハロンを32秒8のペースで逃げ、直線でも粘りこみを図ったが、外から強襲したタワーオブロンドンに半馬身交わされて2着となりました。
モズスーパーフレア 5歳
・高松宮記念(GⅠ)
そして5歳で挑んだ高松宮記念(GⅠ)。9番人気ながらグランアレグリアやタワーオブロンドンといった有力馬を抑えて2位入線、1着入線したクリノガウディーが4位に降着となったため、モズスーパーフレアが繰り上がり1着。モズスーパーフレアと松若騎手、人馬ともにGⅠ初制覇となりました。
モズスーパーフレアでGⅠ初制覇をした松若騎手ですが、繰り上がり1着ということと、コロナによる無観客レースの中の、どこか喜びきれない様子が印象的な松若騎手。
・北九州記念(GⅢ)
そして、昨年2着だったスプリンターズステークスを目指し、前哨戦となる北九州記念に出走しました。敢えてハンデ線の北九州記念を選択したことについて、音無調教師は「レース間隔を考えてここ(北九州記念)からのスタートにしました」とコメントしています。56.5kgの思いハンデながら1番人気に推されたモズスーパーフレアは、好スタートからすんなりハナを奪い自分のかたちに持ち込んだが、粘りきれず最後はレッドアンシェルに差されて2着となりました。レース後、松若騎手は「久々の分でしょう。叩いて良くなると思います」とコメント。
・スプリンターズステークス(GⅠ)
そしてむかえたスプリングステークス(GⅠ)は、2番人気に推されました。1番人気はグランアレグリア、3番人気はダノンスマッシュという短距離戦線を代表する競走馬が揃っています。
モズスーパーフレアはスタート後、いつもの加速力ですっと先頭にたち、道中ずっと競りかけてくるビアンフェの追走を振り切り、先頭で直線をむかえました。中山競馬場最終日の直線の馬場は非常に荒れており、内の進路をとったこともあってか、残り100m付近で失速。10着に敗れてしました。
・JBCスプリント競走(GⅠ)
大井競馬場で開催されるGⅠ重賞のJBCスプリント競走に出走しました。モズスーパーフレア自身初となるダート挑戦です。出走馬にはジャスティン、コパノキッキング、ブルドッグボス、マテラスカイらダートスプリント界の実績馬達に次ぐ4番人気に推されたモズスーパーフレア。芝の短距離のトップランカーがダートで新境地を開拓することができるのか、挑戦的な一戦でした。
結果は4着
レース後の松若騎手のコメント「雰囲気もすごく良く、ナイターでもいつも通りの精神状態で臨めた。スタートでトモ(後肢)を滑らせたのが痛かった。ダートの走りも良く、いつものように好スタートを決めていれば」