【妄想部屋】ターコイズS　操縦性抜群の馬

こんにちは、でらりんです(^^♪

2週間ぶりの妄想部屋です(/・ω・)/
毎週、データをベースにしながら妄想予想しているのですが、その中でも特に妄想が暴走したときにこの【妄想部屋】が発動します（笑）

ちなみに第一回目の【妄想部屋】は2週間前のチャンピオンズカップ。
夜中に妄想が暴走して、ブログに想いをぶつけました（笑）
結果は見事にチュウワウィザードが1着(/・ω・)/
競馬って超面白い！って改めて思いました！

そして今回は12月19日（土）中山１１Rのターコイズステークス（以下、ターコイズS）です。
このレースは非常に難解だと思っています。

しかしその中で、どうしても狙いたい馬が１頭います！

◎インターミッション

下河辺牧場で育ち、手塚厩舎から昨年デビューした３歳牝馬インターミッションです。とにかく中山1600mが大得意の女の子。これまでの戦績は、

1戦目　1着　中山1600m
2戦目　3着　中山1600m（菜の花賞）
3戦目　1着　中山1600m（アネモネS）
4戦目　14着　阪神1600m（桜花賞）
5戦目　18着　東京2400m（オークス）
6戦目　1着　中山1600m（秋風S）

中山1600mでは抜群の成績を残しています。
2戦目の敗因はレース展開によるもの。桜花賞の重馬場もこの馬にとっては不利（もちろんレースレベルが高かった）。オークスも挑戦したもののやはり距離が長かったですね。

そんなインターミッションの解説をする前に、ターコイズSの1着馬の傾向をデータで少しだけご紹介します。

ターコイズＳ　1着馬の傾向

1着馬の傾向として押さえておきたいポイントは２つです。

◆過去10年間のターコイズＳで1着になった馬の年齢は？

3歳　4回
4歳　4回
5歳　2回
6歳　0回

３～４歳の勝率は80%。伸び盛りの３～４歳牝馬が有利です。

◆過去10年間のターコイズＳで1着になった馬は、そもそも中山1600mが得意？

＜過去のターコイズS1着馬の中山1600mの成績＞
19年　コントラチェック　（1-0-0-0）
18年　ミスパンテール　　（1-0-0-0）
17年　ミスパンテール　　（0-0-0-0）
16年　マジックタイム　　（1-0-0-1）
15年　シングウィズジョイ（0-0-0-0）
14年　ミナレット　　　　（1–1-1-5）
13年　レイカーラ　　　　（1–1-0-0）
12年　サウンドオブハート（1-0-0-0）
11年　マイネプリンセス　（0-2-0-3）
10年　カウアイレーン　　（1-0-0-2）

過去に中山1600mで1着の実績がある馬がなんと７頭もいます。残りの3頭も、2011年のマイネプリンセスは中山1600m2着が2回。ミスパンテールとシングウィズジョイは中山1600m未経験で1着。ターコイズSはマイル経験がなくても勝てることがあるレースですが、あくまで勝てること「も」あるレース。本線は中山1600m好成績組を狙いたい。

この2つのデータをもとに、今年の出走馬を独自で評価しました。

インターミッション　3歳（3-0-1-0）
スマイルカナ　　　　3歳（2-1-0-0）
シャインガーネト　　3歳（1-0-0-1）
レッドレグナント　　5歳（1-1-0-2）
モルフェオルフェ　　5歳（3-0-1-1）
トロワゼトワル　　　5歳（2-1-0-2）
シーズンズギフト　　3歳（0-1-0-0）
ランブリングアレー　4歳（0-0-0-0）
フェアリーポルカ　　4歳（0-0-0-0）
ドナウデルタ　　　　4歳（0-0-0-0）
アロハリリー　　　　5歳（0-0-0-0）
サンクテュエール　　3歳（0-0-0-0）
クリスティ　　　　　3歳（0-0-0-0）
ビッグインバイオ　　3歳（0-0-0-3）
アンドラステ　　　　4歳（0-0-0-1）
スイープセレリタス　4歳（0-0-0-1）

【3~4歳】【中山1600mの実績】の２つのポイントが高いのがインターミッション、スマイルカナ、シャインガーネットの3頭ということになります。

この3頭のうち、どうしても狙いたい馬がインターミッションです。

レース展開に柔軟に対応できる操縦性

今年のターコイズSのレース展開をどう読むかも重要なポイントです。

スマイルカナやトロワゼトワルが早々にハナを主張し、緩やかなペースに持ち込むスロー展開もありえます。一方で、モルフェオルフェやクリスティも加わり、終始ハイペースまたは、3コーナー手前から流れが一気に加速する展開も考えられます。

そういった中で求められるのは鞍上の合図に柔軟に対応できる操縦性。

今回のターコイズSのメンバーの中で、インターミッションは瞬発力やスピードでは他の馬に劣ります。が、最も操縦性が高い馬だと僕は思っています。

過去のレース（大敗した桜花賞とオークスを除く）映像を見ると、鞍上の指示全てにインターミッションは素早く応えています。本当に良い子ですよね(^^♪
この操縦性こそがインターミッションの最大の魅力であり、ターコイズSという混戦必至のハンデ戦の中で最高の武器になると思っています。

前走の秋風ステークスをどう見るか

インターミッションの前走、秋風ステークスの勝利をどう評価するか。

まずは近年のターコイズSのタイムをおさらい。

2019年　1分32.2秒（コントラチェック）
2018年　1分32.7秒（ミスパンテール）
2017年　1分34.2秒（ミスパンテール）
2016年　1分33.6秒（マジックタイム）
2015年　1分35.7秒（シングウィズジョイ）
2014年　1分33.7秒（ミナレット）
2013年　1分33.6秒（レイカーラ）
2012年　1分33.4秒（サウンドオブハート）
2011年　1分33.6秒（マイネプリンセス）
2010年　1分33.7秒（カウアイレーン）
※2011年のみ稍重。他は全て良馬場開催。

2018年・2019年と2年連続でレースレコードを更新していますが、基本的には1分33.4秒～1分33.7秒のタイムを標準とみて、1分32秒台で決着する速いタイムになった時にも対応ができるかどうか。というのがポイントかなと思います。

そしてインターミッションの前走秋風ステークスはどうだったか。
1分33.3秒。前半1000mのラップ58.1の前半ハイペースで上がり34.5。
前半のペースが速かったものの、例年のターコイズSと比べて遜色ない合格ラインだと思います。

秋風ステークスのレースレベルはターコイズステークスでも通用するレベルだったということを前提にしたときに、インターミッションの1着は価値あるものだったのか？

僕は非常に価値の高い1着だったと思っています。

◆秋風ステークス
1着　インターミッション
2着　オールイズウェル
3着　ロフティフレーズ
4着　レッドベルローズ

このレースは先行勢のポジション取りが激しく前半1000mが58.1秒のハイラップ。先行勢にはかかる馬もいて、なかなか激しい馬混みの中、インターミッションは折り合い完璧。この先行勢のぴったり後ろに涼しい顔で待機しています。可愛すぎ。

道中、結果的に２～４着になった馬の位置取りはここ。
先行勢の後ろをマークするインターミッションに対して、後方で脚をためるレース。
結果的に、この後ろで脚をためた馬たちが2~4着を独占する差し決着に。

4コーナーを回る頃には先行勢の脚はすでにあがり気味。インターミッションは理想的なレース展開とその展開を可能にする操縦性で、直線へ。そして２～４着馬が後ろから襲い掛かる。これは本来不利な展開。

ここから直線も本当に綺麗にまっすぐ走るんですよね。2着のオールイズウェルに競りかけられてからもしぶとい脚で、もう1段ギアが上がったかのような持続性。

さらに言うと、この秋風ステークスですがインターミッションにとって約4ヵ月ぶりのレースでした。馬体重はプラス12kg。まだまだ成長途中にあるこの馬ですが、ターコイズSでも馬体重が増えているとなお良しですね(^^♪

ターコイズSを目標とした仕上げ

前走、秋風ステークスを制してから次のレースはターコイズSと決めていたと手塚厩舎も仰っています。

1週前追い切り、最終追いきりともに石川騎手が騎乗しています。調教ではマルターズディオサとの併せ馬で馬なりで併入。最終追いきりでは＜68.6-54.1-40.5-12.6＞と軽めながらも推進力のある走り。マルターズディオサに追走させている調教の様子からも、秋風ステークスと同じようなレースをすることが予想されます。

また、石川騎手自身も2014年にターコイズSを9番人気ミナレットで制しています。自信をもって騎乗してくれるでしょう(^^♪