こんにちは、でらりんです(^^♪
今週末は有馬記念Weekですね。有馬記念は毎年予想を一切せずに、好きな馬を買うと決めています。今年はクロノジェネシスの単勝だけを買う予定です(^^)/
そして今週末はもう1つG1がありますね、2歳GⅠのホープフルステークスです。こちらは馬券に絡みそうな馬をデータで出しておきました(^^)/
そして僕が今週、有馬記念よりもホープフルステークスよりも時間をかけて予想(というか妄想)をしているのが阪神カップです。合計10時間くらいは過去データやパトロール映像、追いきり映像などとにらめっこしながらメモメモ・・・。妄想が止まらなくなったので妄想部屋を発動します( `ー´)ノ
では妄想の結論から
結論
◎ フィアーノロマーノ
〇 ステルヴィオ
▲ インディチャンプ
☆ ダノンファンタジー
△ マルターズディオサ
△ サウンドキアラ
△ クリノガウディー
△ レインボーフラッグ
△ イベリス
これが僕の結論です( `ー´)ノ
本命はフィアーノロマーノ、対抗ステルヴィオ
そして▲インディチャンプ、☆ダノンファンタジー
△に5頭を挙げていますが、3着に入るかも?というレベルの△です。
では妄想の内容をグダグダと書いていきます。
出走馬
1番人気の不発
今回の妄想は、「阪神カップは1番人気が不発に終わることが多い」というのが入り口です。こちらが過去10年間の阪神カップで1番人気に推された馬の結果です。
※( )は前走のレースと着順です。
グランアレグリア 1着 (NHKマイル 5着)
ジュールポレール 5着 (マイルCS 6着)
モズアスコット 4着 (渡月橋 1着)
ミッキーアイル 6着 (マイルCS 6着)
ビッグアーサー 3着 (京阪杯 2着)
ミッキーアイル 7着 (マイルCS 13着)
ダイワマッジョーレ 7着 (マイルCS 7着)
アドマイヤセプター 7着 (京阪杯 2着)
リアルインパクト 10着(マイルCS 5着)
ゴールスキー 5着 (マイルCS 3着)
この事実をおさえたうえで、なぜ阪神カップの1番人気は不発に終わることが多いのかを妄想します。僕の答えは「十分なパフォーマンスが出せる状態ではないけど、前走のマイルCSを好走したことで1番人気になってしまったから」だと考えます。
上記、過去10年間の1番人気のうち、前走でマイルCSに出走していた馬が6頭います。6頭全てが5着以下という結果です。阪神カップは1400mですが、それでも前走マイルCS(1600m)というGⅠレースに出走し、なおかつ好走している馬というのは実績上位と判断され阪神カップも上位人気になる傾向があります。それはすごく当然だと思います。
しかし阪神カップの約1ヵ月前に開催されるマイルCSはとてもハードなレースで、疲れが残ってるんじゃないかなと考えます。
そして今年の阪神カップで1番人気になりそうなのはインディチャンプです。前走マイルCSで3着、しかも残り100mの時点ではグランアレグリアをおさえて1着か?という名レースでしたよね。あのレースは相当ハードだったと思います。
「インディチャンプはたたき良化型だから、休み明けのマイルCSに続いて阪神カップも好走必至」みたいな記事も見ましたが、マイルCSをたたいて阪神カップを目指す馬がどこにいる。前走のマイルCSは確かに休み明けでしたが、2~3週前からバシバシ強めの調教をしていたことからも、マイルCSは万全で臨んでいたとみて間違いないでしょう。
そしてインディチャンプの最終追い切りを見ました。高い評価をつけている予想家の人たちもいますが・・・どうでしょうか?僕の目にはマイルCSの最終追い切りと比べて迫力、推進力ともに物足りないように映りました。もちろんそれでも能力で勝ってしまう可能性もありますが、ベストコンディションではないと判断します。
前走マイルCS組を考察
前走マイルCS組について、もう1つ。こちらのデータをご覧ください。
◆過去10年_前走マイルCS組の成績
1着 4回
2着 5回
3着 4回
4着以下 23回
勝率 11.1%
連対率 25.0%
連複率 36.1%
◆過去5年_前走マイルCS組の成績
1着 1回
2着 2回
3着 2回
4着以下 12回
勝率 5.9%
連対率 17.6%
連複率 29.4%
前走マイルCS組の成績はそもそも高くないうえに、近年低下傾向にあります。これが示すものは何かというと、1600mが得意な国内トップレベルの馬よりも、1400mの距離適性、阪神のコース適性、コンディションが高い馬の方が阪神カップで好走する傾向が強くなっているということです。
これらを踏まえて、前走CS組の3頭から診断していきます。
6枠12番 インディチャンプ 5歳牡
1600m成績 (7.2.1.3)
1400m成績 (1.0.0.0)
阪神コース (2.2.1.1)
1600mと阪神コース適性は抜群に高いです。一方、1400mの出走経験はは新馬戦のみ。新馬戦の走りから1600mの適性も十分と判断して、より賞金が稼げるマイル路線を進みましたが、1400mにも対応できる可能性はあります。なにより実績では他馬を圧倒しています。しかし前述のマイルCSでの疲れがどうか・・・そして追い切りの迫力が・・・という点から、コンディションは万全ではないと判断し、評価を下げます。
5枠9番 サウンドキアラ 5歳牝
1600m成績 (5.4.3.3)
1400m成績 (2.0.1.2)
阪神コース (1.2.2.1)
インディチャンプと同じく1600mを主戦場としたマイラーですが、1400mの実績ではサウンドキアラが上。阪神コースの適性も抜群です。しかし僕が気になっているのは近走の成績。
◆10月31日 スワンステークス(1400m)
約5ヵ月ぶりのレースで、1番人気に支持されるも10着と大敗。サウンドキアラは休み明けでもきっちり好走する馬で、ここまで大敗したのは初めて。1枠1番から道中馬場の悪い内を走らされ、直線も外のコースを走った馬が伸びる中、内目で伸びきれずというレース。走った馬場の問題ともとれますが、サウンドキアラに関しては馬場の悪いコースだろうと重馬場だろうと好走してきた馬です。少し違和感を覚えました。とはいえこのレースは明らかにマイルCSのたたきレースです。
◆11月22日 マイルCS(1600m)
7番人気10着。道中は中団~後方を外目で追走。同じような位置でレースをしたサリオスにキレ負けしたのは仕方がないにしても、直線の不利なく33.7秒というのはあまりにぱっとしない・・・。
最終追い切りも、前走から上昇したように感じませんでした。もちろん能力は高い馬なので阪神カップで良い結果を残す可能性はありますが、僕個人の見解としてはサウンドキアラに高い期待はできません。
7枠13番 ブラックムーン 8歳牡
1600m成績 (6.2.3.17)
1400m成績 (0.0.0.0)
阪神コース (2.1.1.5)
2~4歳頃は1600m~1800mで活躍した馬ですが、2018年の京都金杯での勝利を最後に大敗が続きました。今年8歳になる馬で、近走は後ろからの差し競馬を徹底していますが、厳しいレースになるでしょう。
マイルCS組以外の馬の考察
ここからは、前走マイルCS組以外の13頭を診断します。
1枠1番 クリノガウディー 4歳牡
全成績 (1.2.1.13)
1400m成績 (0.0.0.1)
阪神コース成績 (0.1.0.2)
2歳時のフューチュリティステークスや今年の高松宮記念など、人気薄ながら突然好走する馬。激走した高松宮記念は初めて1200mを使ったレースでした。今回の阪神カップも初めて1400mを使います。またしても激走の可能性がなくはないですし、間隔を空けるとこの馬は好走することがあります。穴としておさえておくのも面白いと思います。
1枠2番 レインボーフラッグ 7歳牡
全成績 (5.8.1.30)
1400m成績 (2.6.0.15)
阪神コース成績 (1.4.0.8)
1400m実績もあり、阪神コースとの相性も良い。昨年の阪神カップは最後方からレースを進め、直線では空いた内をするする抜け軽い手ごたえで5~6番手まであがってくるも完全に前が塞がり、一度も追うことなく6着でした。昨年よりもパフォーマンスが下がっている感は否めませんが、それでも昨年のレース映像を見てしまうと軽視できません。
2枠3番 イベリス 4歳牝
全成績 (3.0.3.10)
1400m成績 (0.0.1.4)
阪神コース成績 (2.0.2.4)
1400mで3着に入線したのが新馬戦で、以降は1200m~1600mを主に主戦場としてきた馬。過去4回逃げたレースがあり、うち2回は1着になっていることから、自分のペースで逃げれるようなら面白いです。今回はクラヴィスオレアやマルターズディオサなど同型がいるので、展開的にも厳しいかなと思いますが、それでも絶好の枠をひきましたので侮ることはできません。
2枠4番 ヤマカツマーメイド 3歳牝
全成績 (2.2.0.8)
1400m成績 (1.1.0.3)
阪神コース成績 (0.1.0.2)
桜花賞惨敗(18着)後、近走は1000m~1400mまで距離を試しながらレースをしている印象です。今回も前走に続き若手の斎藤騎手が騎乗しますが、定量戦の重賞のため、減量効果を活かすことができません。最終追いきりをみても、昨年の方がもっと動けていましたし、厳しいレースになるのではと思います。
3枠5番 クラヴィスオレア 4歳騙
全成績 (3.1.3.9)
1400m成績 (0.1.1.3)
阪神コース成績 (0.0.0.1)
今年に入ってからは逃げにこだわり、好成績を残している馬です。特に中山1600mでは安定した成績を残す中山巧者。前々走でもルメール騎手が騎乗し、3勝クラスを逃げて勝っていますが、G2のクラスでやれるかというと力負けしてしまいそう。阪神カップでも結果的にクラヴィスオレアが逃げるだろうとは思いますが、早めにプレッシャーをかけてきそうな馬も多く、展開的にも厳しいだろうと思います。
3枠6番 ダノンファンタジー 4歳牝
全成績 (5.1.0.6)
1400m成績 (1.0.0.0)
阪神コース成績 (4.0.0.2)
一昨年の2歳女王ダノンファンタジー。1400m戦は2歳時にファンジーSで1着になった以来の出走です。阪神の成績も高く、1400m~1800mまでこなせると思っています。前走、前々走とレベルの高いレースを使ってきていますので、このレースでも期待ができます。ただ、前走の府中牝馬Sで6着に敗れてエリザベス女王杯も回避して、ここ1400mを使ってきたという臨戦過程がどうなのか。一方で、中内田厩舎は「この秋を迎えて落ち着いてきた。ようやく良くなってきた」とコメントしています。最終追い切りもこの馬はいつも単走でさらっと流す程度なので、いつも通りといえばいつも通り。
4枠7番 ステルヴィオ 5歳牡
全成績 (4.5.1.6)
1400m成績 (0.2.0.1)
阪神コース成績 (0.1.0.2)
2~4歳までは1600m~2000mを中心に使い活躍した馬。5歳から1400mの路線に変更し、京王杯スプリングカップでは完璧なレースをして2着。勝ったダノンスマッシュがただただ強かったレースでした。前走のスワンステークスでは、4コーナー手前ので2頭に挟まれる格好でぶつかり、一度下げざるをえないという不利。その分だけ最後差しきれずに2着。最終追い切りも手ごたえ良く、良い意味で前走から維持できていると思います。好走が期待できます。
4枠8番 フィアーノロマーノ 6歳牡
全成績 (7.2.0.9)
1400m成績 (1.2.0.2)
阪神コース成績 (3.2.0.0)
勝つか負けるかみたいな成績のフィアーノロマーノですが、阪神コースの適性は抜群です。1400mの1着1回、2着2回の成績も全て阪神コースです。昨年の阪神カップでは1頭別次元の走りをしていたグランアレグリアには敗れましたが2着を確保。その後のレース成績についてはこちら。
◆3月1日 G3阪急杯(1400m)
直線で外から斜行したダイアトニックに進路を塞がれ超絶不利を受けながらも、それでも最後は内から伸びて3着を確保。ダイアトニックは斜行により降着となり、結果は2着に繰り上がりましたが、あの不利がなければ1着もあったと思います。
◆6月21日 G3函館スプリングS(1200m)
初めて1200mの距離に挑戦して4着。短距離ならではの忙しいペースにまだ慣れていない感があるレースでしたが、それでも4着を確保。
◆8月30日 G3キーンランドカップ(1200m)
徹底して夏場のレースを避けてきた陣営でしたが、初めて夏場に出走させました。札幌だから大丈夫と踏んだかな?結果的には早めに仕掛けたこともあり直線でバテて10着。
◆11月29日 G3京阪杯(1200m)
前走・前々走の経験が生きたかのように、道中外目中団から直線はじけましたね。完璧なレースで着差以上に強い勝ち方でした。このコースも阪神。やはり阪神はこの馬強い!
そして最終追い切りですが、迫力ある走りで阪神カップに出走する全頭の中でもっとも良く見えました。これはコンディションもばっちり。距離は1400mに戻りますが、1200mの経験で培ったスピードで高速決着にも対応できそうです。
5枠10番 タマモメイトウ 4歳牡
全成績 (4.2.1.18)
1400m成績 (0.0.0.5)
阪神コース成績 (0.0.0.3)
1200mが主戦場で、1400mの実績は低く、阪神コースとの相性も良くありません。このレースでは厳しいかなと思います。
6枠11番 ジャンダルム 5歳牡
全成績 (4.1.2.11)
1400m成績 (1.0.0.0)
阪神コース成績 (1.0.0.0)
前走の信越Sで初めて1400mを使い、約1年ぶりに1着になりました。阪神コースは1勝していますが新馬戦のときなのであまり参考にはなりません。しかし信越Sのときのメンバーからはレベルが上がる阪神カップで、さらに斤量は57kgに増えることを考慮すると、高い評価はしづらいところがあります。最終追い切りはこの馬にしては迫力もありタイムも出ていますので、今回は試金石になるレースですね。
7枠14番 キングハート 7歳牡
全成績 (6.6.2.33)
1400m成績 (1.1.1.7)
阪神コース成績 (0.0.0.2)
1200mを主戦場としている馬で、1400mで好走したのも3年以上前の話し。近走では惨敗が多く、このレースでも厳しいのではないかと思います。
8枠15番 ミッキーブリランテ 4歳牡
全成績 (4.2.3.9)
1400m成績 (1.0.1.1)
阪神コース成績 (2.0.2.4)
1600mを主戦場としながらも1400mにも実績があり、阪神コースとも相性が良い。3勝クラス~オープンクラスとしては実績上位の馬。前走13週ぶりのリゲルステークスに出走し、今回はたたき2走目。最大の難点は、負担重量57kg。この馬には厳しい条件になりそうですが、流れによってはチャンスがあるかもしれません。
8枠16番 マルターズディオサ 3歳牝
全成績 (4.2.0.3)
1400m成績 (0.0.0.0)
阪神コース成績 (1.1.0.1)
牝馬3冠レースでは桜花賞8着、オークス10着、秋華賞7着に敗れてしまいましたが、勝ったデアリングタクトの強さはジャパンカップで明らかになっています。もともとは阪神1600mでジュベナイルフィリーズ2着、チューリップ賞1着と好成績を収めているだけに、初めての1400mに対応してきても何ら不思議はありません。最終追い切りもフィアーノロマーノの次に良く見えた馬です。ただし、大外枠をひいてしまったのはこの馬にとっては非常に厳しいです。阪神内回りの1400mは最初のコーナーまで距離はあるものの、基本先行馬はみんな押して出ていくので、外枠からコーナーまでに先頭もしくは2番手につけようと思うと相当スタミナを使ってしまいます。1400mの適性を楽しみに見たい1頭ではありますが、阪神カップにおいては評価を下げることにします。
まとめ
これら検証を踏まえて、冒頭の結論でも書きましたが、改めて僕の予想はこのようになりました。
◎ フィアーノロマーノ
〇 ステルヴィオ
▲ インディチャンプ
☆ ダノンファンタジー
△ マルターズディオサ
△ サウンドキアラ
△ クリノガウディー
△ レインボーフラッグ
△ イベリス
コース適性、距離適性、最終追い切り、そして1200mで結果を残してから阪神カップに臨むその過程、これらを高く評価して本命はフィアーノロマーノです。鞍上に団野騎手を起用したことも楽しみの1つで、団野騎手のここ最近の成績と騎乗ぶりは本当にすごいですよね。重賞初勝利を飾ってほしいものです(^^♪
対抗は1400mに路線を変更してから連続2着が続いているステルヴィオです。どちらの2着も負けて強しの内容で、詳細は前述のとおりですが、あっさり勝ってしまってもおかしくない、本命に近い対抗です。
▲はインディチャンプです。インディチャンプの評価を下げたい理由は前述の通りですが、それでもやっぱり▲より下の評価をつけることはできませんでした。能力は最上位です。
☆はダノンファンタジーです。もちろん4番手評価なので1~2着として有力だとは思っていませんが、それでも変わり身が楽しみな1頭です。コンディション、精神面での成長、そして1400mの距離適性が重なり好走する可能性はあると思っています。
この4頭だけでも良いのですが、阪神カップは人気薄が馬券内につっこんでくることがよくあるので、相手は広めにおさえておくことにします。
以上、妄想部屋でした(^^)/
有馬記念の前にピシャっと当てて勢いに乗りたいです(^^♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!