こんにちは、でらりんです(^^♪
今週は3日間開催、その3日目にあたる11月23日に2歳重賞の東京スポーツ杯２歳ステークス（以下、東スポ杯２歳Ｓと省略します）が開催されます
東京競馬場を使った芝1800mのこのレースですが、近年では2019年に後のクラシック3冠馬コントレイルが、2017年に後のダービー馬ワグネリアンが制した2歳重賞です
今年も東スポ杯２歳Ｓから歴史的名馬が誕生するのでしょうか、楽しみですね(^^♪
では早速データ予想の結論から
結論
◎タイトルホルダー
ＪＲＡ史上最軽量馬体重での勝利記録保持者メロディーレーンを姉にもつドゥラメンテ産駒。前走の新馬戦ではスピードを活かしてハナに立ち、直線ではしぶとい脚を使って中山1800mを逃げ切り勝ち。今回は関西から強力なライバル達がやってくるので、クラシックを目指すうえで試金石となる一戦になるでしょう。
では、根拠となるデータ検証です
出走馬
【過去】東スポ２歳ステークスの1着馬
2019年 コントレイル
2018年 ニシノデイジー
2017年 ワグネリアン
2016年 ブレスジャーニー
2015年 スマートオーディン
2014年 サトノクラウン
2013年 イスラボニータ
2012年 コディーノ
2011年 ディープブリランテ
2010年 サダムパテック
2009年 ローズキングダム
2008年 ナカヤマフェスタ
2007年 フサイチアソート
2006年 フサイチホウオー
2005年 フサイチリシャール
2004年 スムースバリトン
2003年 アドマイヤビッグ
2002年 ブルーイレヴン
2001年 アドマイヤマックス
※東スポ杯２歳Ｓが新設された2001年以降のデータを使用して検証します
※2002年は東京競馬場ではなく中山競馬場で開催されたため、検証から除外します
重要な検証 ＝ 重賞までの道のり
2歳馬の重賞を予想するうえで重要なポイントは、デビューから重賞までの道のりです。
前走レースを中心に、様々な角度から検証していきます( ｀ー´)ノ
・前走のクラス
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走はどのクラスのレースに出走していたのでしょう？
新馬戦 9回（50%）
未勝利 1回（5.6%）
オープン 5回（27.8%）
重賞 3回（16.7%）
前走が新馬戦組の成績が良いように見えますが、直近10年の範囲でみると以下のようになります
新馬戦 3回（30%）
未勝利 1回（10%）
オープン 3回（30%）
重賞 3回（30%）
未勝利戦を除き、新馬戦・オープン・重賞組の勝率は同じです。前走未勝利組だけを1着候補から外しておきましょう
・前走の距離
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走はどんな距離のレースを走っていたのでしょう？
芝1600m 7回 （38.9%）
芝1800m 11回（61.1%）
過去東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走が芝1600mか芝1800mの距離を走った馬しか1着になっていません。この2つに絞りましょう。
・前走の人気
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走は何番人気だったのでしょう？
1番人気 7回（38.9%）
2番人気 3回（16.7%）
3番人気 5回（27.8%）
4番人気 0回（0.0%）
5番人気 2回（11.1%）
6番人気以下 1回（5.6%）
前走1～3番人気の勝率は83.3%です。5番人気以下で勝利したのは、2004年のスムースバリトン、2005年のフサイチリシャール、2018年のニシノデイジーです。札幌２歳Ｓ組は少し警戒したいのですが、今年の東スポ杯２歳Ｓには札幌２歳Ｓ組はいません。前走1~3番人気の馬だけに絞りましょう。
・前走の着順
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走は何着だったのでしょう？
1着 18回
2着 0回
3着 0回
これは強烈なデータですね。東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走も1着だった馬です。
・前走の開催地
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走はどこの競馬場でレースをしたのでしょう？
東京 7回（38.9%）
中山 0回（0.0%）
阪神 3回（16.7%）
京都 6回（33.3%）
札幌 2回（11.1%）
前走東京か京都組が有利ですね。ここに阪神を加えると勝率は88.9%です。今年の東スポ杯２歳Ｓに前走札幌組はいませんので、実質100%といえます。前走の開催地は、東京・京都・阪神に絞ります。
・レース出走回数
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、デビューから何戦目のレースだったのでしょう？
2戦目 9回（50.0%）
3戦目 4回（22.2%）
4戦目 4回（22.2%）
5戦目 1回（5.6%）
6戦目 1回（5.6%）
デビュー2戦目～4戦目で東スポ杯２歳Ｓに挑戦した馬の勝率は94.4%です。直近10年の範囲でもみてみましょう。
2戦目 3回（30%）
3戦目 4回（40%）
4戦目 3回（30%）
5戦目 0回（0%）
6戦目 0回（0%）
直近10年でみると2~4戦目の馬の勝率は100%です。
・前走からの間隔
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、前走から何週くらい間隔を空けていたのでしょう？
1~5週 11回（61.1%）
6~10週 5回 （27.8%）
11~15週 2回 （11.1%）
16~20週 0回 （0.0%）
21週~ 0回 （0.0%）
前走から中10週以内で東スポ杯２歳Ｓに挑戦した馬の勝率は88.9%です。つまり、9月5日以降にレース経験がある馬に絞りましょう。
ここまでのまとめ
これまでの検証結果と今年の出走馬を照らし合わせてみます
全7つの検証項目にもっとも合致する馬が２頭います。タイトルホルダーとダノンザキッドです。1頭まで絞り込みたいですね。ここからは前走の傾向ではなく、東スポ杯２歳Ｓの傾向を検証します。有効そうなデータがあれば、前走の傾向と組み合わせて1着候補を1頭にまで絞ります。
東スポ杯２歳Ｓの傾向
・人気
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、何番人気だったのでしょう？
1番人気 9回（50%）
2番人気 3回（16.7%）
3番人気 0回（0.0%）
4番人気 2回（11.1%）
5番人気 １回（5.6%）
6番人気以下 3回（16.7%）
1番人気の馬が有利だけど、4番人気以下の勝率33.3%と割と高いのです。人気では決めないことにします。
・枠番＆馬番
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、何枠だったのでしょう？
1枠 5回（27.8%）
2枠 1回（5.6%）
3枠 1回（5.6%）
4枠 2回（11.1%）
5枠 1回（5.6%）
6枠 3回（16.7%）
7枠 3回（16.7%）
8枠 2回（11.1%）
1枠の成績が比較的高いですね。とはいえ勝率は27.8%。内枠有利という見方で3枠まで範囲を拡げても38.9%と枠で決めるのは危険ですね。1枠だったら縁起が良いくらいの心持ちでいましょう。
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬の馬番号は、偶数？奇数？
偶数馬番 9回
奇数馬番 9回
ゲートで待たされることが多い奇数馬番より、後からゲートに入る偶数馬番の方がストレスが溜まりにくく好成績になるケースがありますが、東スポ杯2歳Ｓに限っていうと傾向は見られなかったです。
・継続騎乗 or 乗り替わり
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった騎手は、前走から継続騎乗している？
継続騎乗 13回（72.2%）
乗り替わり 5回（27.8%）
前走から継続して騎手が騎乗しているケースの方が有利です
・所属トレーニングセンター
◆過去、東スポ杯２歳Ｓで1着になった馬は、どのトレーニングセンターに所属していたのでしょう？
栗東 10回
美浦 8回
所属トレセン別の有利不利はなさそうです
まとめ
過去の東スポ杯２歳Ｓのデータで有効だと感じたものは、騎手の継続騎乗です。
したがって、前走の傾向から1着候補に挙げたタイトルホルダーとダノンザキッドのうち、戸崎騎手が継続騎乗予定のタイトルホルダーを1着候補とします。
タイトルホルダーの前走（新馬戦）の映像もアップしておきます。
以上で、東京スポーツ杯２歳ステークスのデータ予想は終了です。
みなさんの予想の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！