こんにちは、でらりんです(^^♪
今回のレース紹介は菊花賞です。
今年はデアリングタクトが史上初無敗の牝馬三冠馬となりました。
それだけでも歴史的にとんでもないことですが、今年はもう1頭、父ディープインパクト以来15年ぶり3頭目の無敗三冠馬をコントレイルが達成するかもしれません。
2週連続で歴史的なレースになるかもしれない菊花賞について、改めて理解しておきましょう。
菊花賞ってどんなレース?
・クラシック三冠の最終レース
一言で表すと、「クラシック三冠の最終レース」です。
クラシック三冠 = 3歳馬だけが出走できる最上位クラスの3つのレース
◆一冠目「皐月賞」
・4月に中山競馬場で開催される芝2000mのレース
◆二冠目「東京優駿(日本ダービー)」
・5月に東京競馬場で開催される芝2400mのレース
◆三冠目「菊花賞」
・10月に京都競馬場で開催される芝3000mのレース
クラシック三冠は開催時期、競馬場、距離が全て異なるレースで構成されているので、三冠馬になることはすごい偉業なんです!
また、牝馬三冠は牝馬しか出走できませんが、クラシック三冠は性別関係なく出走することができます。
・コース形態
菊花賞は、京都競馬場で開催される芝3000mの外回りコースです。古馬を含めた全G1競走の中でも天皇賞(春)に次ぐ距離の長さで行われ、長丁場のレースを乗り切るスタミナの能力が不可欠になってくる。勝ち時計は良馬場ならば3分4秒台。長距離戦だけに道中は必ず緩むが、ペースによって走破時計はかなり変わってきます。ですが、例えスローペースになっても距離に不安を抱える馬が活躍するのは難しいといわれています。
菊花賞への優先出走権
菊花賞は最大18頭で行われるレースです。ただし、18頭以上の馬が菊花賞へ出走登録をした場合は、優先出走権を持っている馬が優先的に菊花賞へ登録することができます。
菊花賞への優先出走権
◆セントライト記念の1~3着馬
・9月に中山競馬場で開催される芝2200mのレース(GⅡ)
◆神戸新聞杯の1~3着馬
・9月に阪神競馬場で開催される芝2200mのレース(GⅡ)
上記に該当しない登録馬は、収得賞金の総計が多い順に出走可能となります。
(残る1枠が複数の同収得金額馬だた場合は、抽選で出走馬が決まります)
菊花賞のレースレコード
菊花賞のレースレコード更新履歴(第20回大会以降)
◆ハククラマ 3分7秒7
・第20回大会(1959年) 騎手:保田隆芳
◆プレストコウ 3分7秒6
・第38回大会(1976年) 騎手:郷原洋平
◆インターグシケン 3分6秒2
・第39回大会(1978年) 騎手:武邦彦
◆ノースガスト 3分6秒1
・第41回大会(1980年) 騎手:田島良保
◆ホリスキー 3分5秒4
・第43回大会(1982年) 騎手:菅原泰夫
◆ライスシャワー 3分5秒0
・第53回大会(1992年) 騎手:的場均
◆ビワハヤヒデ 3分4秒7
・第54回大会(1993年) 騎手:岡部幸雄
◆ナリタブライアン 3分4秒6
・第55回大会(1994年) 騎手:南井克巳
◆マヤノトップガン 3分4秒4
・第56回大会(1995年) 騎手:田原成貴
◆セイウンスカイ 3分3秒2
・第59回大会(1998年) 騎手:横山典弘
◆ソングオブウインド 3分2秒7
・第67回大会(2006年) 騎手:武幸四郎
◆トーホウジャカル 3分1秒0
・第75回大会(2014年) 騎手:酒井学
2014年にトーホウジャッカルが記録した3分1秒0が、今の菊花賞レコードです。
菊花賞は距離が長いので、道中のペース、天候、馬場状態によってタイムは大きく変動します。例えば2017年にキセキが勝利した菊花賞では、暴風雨と超不良馬場の中で開催され、タイムは3分18秒9。このタイムは第6回大会(1943年)の次に遅いタイムだったんです。
菊花賞 歴代優勝馬
◆第80回大会(2019年) ワールドプレミア
騎手 武豊
調教師 友道康夫
馬主 大塚亮一
2着馬: サトノルークス
3着馬: ヴェロックス
◆第79回大会(2018年) フィエールマン
騎手 C.ルメール
調教師 手塚貴久
馬主 サンデーレーシング
2着馬: エタリオウ
3着馬: ユーキャンスマイル
◆第78回大会(2017年) キセキ
騎手 M.デムーロ
調教師 角居勝彦
馬主 石川達絵
2着馬: クリンチャー
3着馬: ポポカテペトル
◆第77回大会(2016年) サトノダイヤモンド
騎手 C.ルメール
調教師 池江泰寿
馬主 里見治
2着馬: レインボーライン
3着馬: エアスピネル
◆第76回大会(2015年) キタサンブラック
騎手 北村宏司
調教師 清水久詞
馬主 大野商事
2着馬: リアルスティール
3着馬: リアファル
◆第75回大会(2014年) トーホウジャッカル
騎手 酒井学
調教師 谷潔
馬主 東豊物産
2着馬: サウンズオブアース
3着馬: ゴールドアクター
◆第74回大会(2013年) エピファネイア
騎手 福永祐一
調教師 角居勝彦
馬主 キャロットファーム
2着馬: サトノノブレス
3着馬: バンデ
◆第73回大会(2012年) ゴールドシップ
騎手 内田博幸
調教師 須貝尚介
馬主 小林英一
2着馬: スカイディグニティ
3着馬: ユウキソルジャー
◆第72回大会(2011年) オルフェーブル
★クラシック三冠馬
騎手 池添謙一
調教師 池江泰寿
馬主 サンデーレーシング
2着馬: ウインバリアシオン
3着馬: トーセンラー
◆第71回大会(2010年) ビッグウィーク
騎手 川田将雅
調教師 長浜博之
馬主 谷水雄三
2着馬: ローズキングダム
3着馬: ビートブラック
◆第70回大会(2009年) スリーロールス
騎手 浜中俊
調教師 武宏平
馬主 永井商事
2着馬: フォゲッタブル
3着馬: セイウンワンダー
◆第69回大会(2008年) オウケンブルースリ
騎手 内田博幸
調教師 音無秀孝
馬主 福井明
2着馬: フローテーション
3着馬: ナムラクレセント
◆第68回大会(2007年) アサクサキングス
騎手 四位洋文
調教師 大久保龍志
馬主 田原慶子
2着馬: アルナスライン
3着馬: ロックドゥカンブ
◆第67回大会(2006年) ソングオブウインド
騎手 武幸四郎
調教師 浅見秀一
馬主 社台レースホース
2着馬: ドリームパスポート
3着馬: アドマイヤメイン
◆第66回大会(2005年) ディープインパクト
★クラシック三冠馬
騎手 武豊
調教師 池江泰郎
馬主 金子真人ホールディングス
2着馬: アドマイヤジャパン
3着馬: ローゼンクロイツ
◆第65回大会(2004年) デルタブルース
騎手 岩田康誠
調教師 角居勝彦
馬主 サンデーレーシング
2着馬: ホオキパウェーブ
3着馬: オペラシチー
◆第64回大会(2003年) ザッツザプレンティ
騎手 安藤勝己
調教師 橋口弘次郎
馬主 社台レースホース
2着馬: リンカーン
3着馬: ネオユニヴァース
◆第63回大会(2002年) ヒシミラクル
騎手 角田晃一
調教師 佐山優
馬主 阿部雅一郎
2着馬: ファストタテヤマ
3着馬: メガスターダム
◆第62回大会(2001年) マンハッタンカフェ
騎手 蛯名正義
調教師 小島太
馬主 西川清
2着馬: マイネルデスポット
3着馬: エアエミネム
◆第61回大会(2000年) エアシャカール
騎手 武豊
調教師 森秀行
馬主 ラッキーフィールド
2着馬: トーホウシデン
3着馬: エリモブライアン
◆1999年以前の優勝場(★=クラシック三冠馬)
第60回(1999年) ナリタトップロード
第59回(1998年) セイウンスカイ
第58回(1997年) マチカネフクキタル
第57回(1996年) ダンスインザダーク
第56回(1995年) マヤノトップガン
第55回(1994年) ナリタブライアン ★
第54回(1993年) ビワハヤヒデ
第53回(1992年) ライスシャワー
第52回(1991年) レオダーパン
第51回(1990年) メジロマックイーン
第50回(1989年) バンブービギン
第49回(1988年) スーパークリーク
第48回(1987年) サクラスターオー
第47回(1986年) メジロデュレン
第46回(1985年) ミホシンザン
第45回(1984年) シンボリルドルフ ★
第44回(1983年) ミスターシービー ★
第43回(1982年) ホリスキー
第42回(1981年) ミナガワマンナ
第41回(1980年) ノースガスト
第40回(1979年) ハシハーミット
第39回(1978年) インターグシケン
第38回(1977年) プレストウコウ
第37回(1976年) グリーングラス
第36回(1975年) コクサイプリンス
第35回(1974年) キタノカチドキ
第34回(1973年) タケホープ
第33回(1972年) イシノヒカル
第32回(1971年) ニホンピロムーテー
第31回(1970年) ダテテンリュウ
第30回(1969年) アカネテンリュウ
第29回(1968年) アサカオー
第28回(1967年) ニツトエイト
第27回(1966年) ナスノコトブキ
第26回(1965年) ダイコーター
第25回(1964年) シンザン ★
第24回(1963年) グレートヨルカ
第23回(1962年) ヒロキミ
第22回(1961年) アズマテンラン
第21回(1960年) キタノオーザ
第20回(1959年) ハククラマ
第19回(1958年) コマヒカリ
第18回(1957年) ラプソデー
第17回(1956年) キタノオー
第16回(1955年) メイヂヒカリ
第15回(1954年) ダイナナホウシュウ
第14回(1953年) ハクリヨウ
第13回(1952年) セントオー
第12回(1951年) トラツクオー
第11回(1950年) ハイレコード
第10回(1949年) トサミドリ
第9回(1948年) ニユーフオード
第8回(1947年) ブラウニー
第7回(1946年) アヅマライ
第6回(1943年) クリフジ
第5回(1942年) ハヤタケ
第4回(1941年) セントライト ★
第3回(1940年) テツザクラ
第2回(1939年) マルタケ
第1回(1938年) テツモン
さいごに
以上で、菊花賞のレース紹介は終了です。
今年はコントレイルが史上初の無敗クラシック三冠馬に挑戦する歴史的なレースです。
また、父ディープインパクトに続く父子三冠馬というの感動的な背景にも注目されています。
この記事が、今年の菊花賞を楽しむ参考になれば幸いです(^^♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!