こんにちは、でらりんです(^^♪
この記事では、今週末に中山競馬場で開催されるアメリカジョッキークラブカップ(以下、AJCC)の1着馬候補を、過去のデータから選出します。
同じく今週末に中京競馬場で開催される「東海ステークス」のデータ予想はこちら↓↓
今年のAJCCの目玉は、コントレイルのクラシック3冠の最後に立ちはだかったアリストテレスが出走登録していることですね。どんな走りをするのか、非常に楽しみです(^^)/
では早速結論から↓↓
結論
S評価
モズベッロ
A評価
サトノフラッグ
サンアップルトン
タガノディアマンテ
ラストドラフト
ランフォザローゼス
結論はこのようになりました。(人気はレースまでに変動する可能性があります。)
以下、検証内容です。最後までご覧いただけますと幸いです(^^)/
出走登録馬
【過去】AJCCの1着馬
2020年 ブラストワンピース
2019年 シャケトラ
2018年 ダンビュライト
2017年 タンタアレグリア
2016年 ディサイファ
2015年 クリールカイザー
2014年 ヴェルデグリーン
2013年 ダノンバラード
2012年 ルーラーシップ
2011年 トーセンジョーダン
※上記、直近10年間のAJCC1着馬のデータを使用して検証します。
検証
・人気
◆過去、AJCCで1着になった馬は、何番人気だったのでしょう?
1番人気 3回
2番人気 3回
3番人気 1回
4番人気 1回
5番人気 0回
6番人気以下 2回
基本的には1~2番人気の馬が有利です。しかし過去10年間で2回、7番人気の馬が1着になっています。それが2019年のシャケトラと2017年のタンタアレグリアですが、この2頭には共通点があります。
19年 シャケトラ (前走約2年前)
17年 タンタアレグリア(前走約8ヵ月前)
シャケトラ、タンタアレグリアの2頭ともが長期休養明けで1着になりました。つまり、基本は1~2番人気(広めに抑えるなら1~4番人気)が有力ですが、長期休養明けの馬は一発があるかもしれません。しかし今年は長期休養明けに該当する馬は、前走障害レースを使ったソッサスブレイのみで、このレースでは力が足りないように思います・・・。
・年齢
◆過去、AJCCで1着になった馬の年齢は?
4歳 1回
5歳 5回
6歳 3回
7歳 1回
8歳 0回
5~6歳の馬が断然有利です。4歳で勝ったのは2018年のダンビュライトで、菊花賞後の年末に3勝クラスを勝利してAJCCへ。7歳で勝ったのは2016年のディサイファで、このAJCC以後は一度も馬券に絡むことなく9歳で引退しました。
・性別
◆過去、AJCCで1着になった馬の性別は?
牡馬 10回
牝馬 0回
牡馬しか勝っていません。今年のAJCCの出走登録馬のうち牝馬はウインマリリンだけです。
・枠番
◆過去、AJCCで1着になった馬の枠番は?
1枠 0回
2枠 1回
3枠 2回
4枠 1回
5枠 1回
6枠 3回
7枠 1回
8枠 1回
枠番ではほとんど偏りはみられません。全頭の枠番でみると多少傾向はありますが、そこまで気にする必要はありません。
◆過去10年間のAJCC全頭の枠番成績
・所属トレーニングセンター
◆過去、AJCCで1着になった馬の所属トレーニングセンターは?
栗東 5回
美浦 5回
偏りはありませんので、所属トレセンは気にしなくて良いでしょう。
・生産牧場
◆過去、AJCCで1着になった馬の生産牧場は?
ノーザンファーム 5回
千代田牧場 1回
斉藤安行 1回
社台白老ファーム 1回
ダーレー・ジャパン 1回
ケイアイファーム 1回
やはりここでもノーザンファームは成績が高いですね。そして2018年~2020年まで3年連続でノーザンファーム生産馬が1着になっています。今年も重賞で抜群の成績を残しているノーザンファーム生産馬は、要注意です。
・前走の人気
◆過去、AJCCで1着になった馬は、前走では何番人気だった?
1番人気 3回
2番人気 1回
3番人気 0回
4番人気 0回
5番人気 0回
6番人気以下 6回
前走6番人気以下だった馬が有利です。これは後で触れますが、前走G1出走組が1着になっていることが多いのも理由の1つでしょう。
・前走の着順
◆過去、AJCCで1着になった馬は、前走では何着だった?
1着 1回
2着 1回
3着 1回
4着 2回
5着 1回
6着以下 4回
前走の着順はかなりばらけていますので、気にしなくて良いでしょう。前走6着以下でも巻き返しは十分です。
・前走のクラス
◆過去、AJCCで1着になった馬は、前走どのクラスのレースに出走していた?
G1 6回
G2 3回
G3 0回
オープン 0回
3勝クラス 1回
前走G1組が有利で、G1~G2組が圧倒的に有利です。中山芝2200mというタフなレースは、昇級した勢いのある馬よりも、レベルの高いレースを経験した馬が有利なのでしょう。ちなみに、具体的なレース名は下記。
有馬記念 4回
金鯱賞 2回
天皇賞春 1回
ステイヤーS 1回
G1では有馬記念組、G2では金鯱賞組がAJCCで1着になっているケースが多いようですね。
・前走の距離
◆過去、AJCCで1着になった馬は、前走どの距離のレースに出走していた?
2000m 3回
2400m 1回
2500m 4回
3200m 1回
3600m 1回
前走距離2000m未満の馬が1着になったことはありません。今年、2000m未満の馬は3頭出走登録されていますね。また、AJCCの距離は2200mですので、距離延長組よりも距離短縮組の方が断然有利なのも分かります。
前走同距離 0回
距離延長 3回
距離短縮 7回
・前走の開催地
◆過去、AJCCで1着になった馬は、前走どの競馬場でレースをしていた?
東京 0回
中山 5回
阪神 1回
京都 1回
中京 2回
札幌 0回
函館 0回
福島 0回
新潟 0回
小倉 0回
海外 1回
前走中山組がやや有利ですが、他の開催地からもそれなりに勝ち馬はでていますので、開催地は気にしなくて良いでしょう。
・騎乗
◆過去、AJCCで1着になった騎手は、前走から継続騎乗している?乗り替わっている?
継続騎乗 3回
乗り替わり 7回
前走から騎手が乗り替わっている方が有利ですね。継続騎乗して勝っている3回の共通点は、前走だけでなく前々走も継続しています。テン乗りや乗り替わりが続いている馬は勝てていません。
・前走からの間隔
◆過去、AJCCで1着になった馬は、前走から何週くらいの間隔をあけてAJCCに出走した?
1週 0回
2週 0回
3週 0回
4週 3回
5~9週 4回
10~25週 1回
半年以上 2回
前走から3週以内の間隔でAJCCに出走する馬は一度も勝てていませんが、今年のAJCC出走馬にそういった馬はいません。4週~9週の間隔をあけてAJCCに出走する馬(=11月21日~12月27日にレースを経験している馬)がかなり有利です。
まとめ
ここまでの有効データをまとめました。
※人気は1月18日時点のnetkeiba.comの情報を参考にしているので、変動する可能性ありです。
S評価
モズベッロ
A評価
サトノフラッグ
サンアップルトン
タガノディアマンテ
ラストドラフト
ランフォザローゼス
B⁺評価
アリストテレス
ヴェルトライゼンデ
ジャコマル
ステイフーリッシュ
ナイママ
B評価
ジェネラーレウーノ
ソッサスブレイ
ベストアプローチ
マイネルハニー
C評価
ウインマリリン
ノーブルマーズ
アリストテレスを中心に4歳馬が人気を集めると思いますが、データとしては過去10年間で4歳馬の勝利は1回しかなく、結果的に評価は低くなっています。
S評価はモズベッロです。人気はさておき、AJCC3連勝中のノーザンファーム生産馬達に打ち勝つかどうかは見ものですね。
A評価として5頭を選出しています。5~6歳の実績馬が中心ですが、4歳馬から唯一サトノフラッグが選出されています。(ただし、1~2番人気でなければ評価はB⁺に下がる点注意が必要です。)
以上、AJCCのデータ予想でした。
この記事がみなさんの予想の参考になれば幸いです(^^)/
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!