京都芝2400m 特徴
スタート地点は正面スタンド前直線入り口付近。1コーナーまでの距離は約400m(Aコース)ある。1~2コーナーは平坦。2コーナーを回ると、約500mのバックストレッチ。向正面半ばからは徐々に坂を上り、3コーナーのところで頂上を迎える。そして4コーナーにかけて下るというレイアウト。
外回りコース使用で高低差は4.3m(内回りは3.1m)。最後の直線は平坦で、Aコース時が404m、B、C、Dコース時が399m。
1コーナーまでの距離が十分あり、テンから飛ばしていく馬は少ない。よってペースは遅くなりがち。中盤もゆったり進み、3コーナー過ぎ、坂の頂上付近から一気にペースアップ。馬群が縦長でもここで隊列がグッと詰まる。差し、追い込み馬はここでポジションを上げるのがベスト。ロングスパート合戦になる。ラスト3ハロンではなく4ハロンで速い脚が要求される。
こうして序盤から構えて、後半勝負という意識がジョッキーにあるので、逃げ馬の動向に注意が必要。ペースはあまり速くないのに、大逃げという状況が生まれることがある。09年エリザベス女王杯を逃げ切ったクィーンスプマンテは典型的。このような例は、その他にもある。逃げ馬は後続を引きつけるよりも、離して逃げた時の方が怖い。全体的にも逃げ・先行馬の活躍が多いコースだ。
クラス別水準ラップ
クラス別水準ラップ(3F-5F-3F)と勝ち時計
◆2歳オープン・重賞クラスのレースはなし
◆3歳以上1勝クラス
(35.7-63.4-35.5 = 2.14.6)
◆3歳以上2勝クラス
(36.1-62.8-34.7 = 2.13.6)
◆3歳以上3勝クラス・オープンクラス
(36.1-61.6-35.6 = 2.13.3)
◆3歳以上重賞クラス
(35.9-61.4-35.5 = 2.12.8)
京都芝2400m 傾向
※2015年1月1日~2020年12月31日のデータを使用して集計してます。
・枠番別
・騎手別
・調教師別