京都芝1600m(外) 特徴
スタート地点は向正面の2コーナーのポケット。芝1600m(内回り)のスタートより若干右寄りに位置する。3コーナーまでは一直線で距離は約700m(Aコース時)もある。向正面半ばからは徐々に坂を上り、3コーナーのところで頂上を迎える。そして4コーナーにかけて下るというレイアウト。
内回りより勾配はキツく、高低差は4.3m(内回りは3.1m)になる。最後の直線は平坦で、Aコース時が404m、B、C、Dコース時が399m。
全体像としてはスタートからゴールまで淀みないラップが続く。前後半の3ハロンの水準ラップは各クラスでさほど変わらない。中盤の2ハロンの厳しさがクラスの差に繋がる。
古馬重賞になると、中間に12秒台のラップが入るかどうかという感じ。
中盤が緩むとその分、上がり3ハロンが速くなる。11秒台のラップが続くことになり、この上がりを後方から差すにはかなりの瞬発力が必要だ。勝負どころは直線入り口、内回りとの合流地点。ここで馬群がバラけるので、騎手のコース取りが重要になる。
基本的に先行馬有利だが、中団以降に待機する馬もタイトにコーナーを回れば、直線で急浮上というシーンも多い。クラスが上がると、差し、追い込み馬の活躍が多くなる。
なお、2歳重賞の水準勝ち時計はデイリー杯2歳Sが対象。同レースの時期は馬場の影響で、かなり速い時計が出る。
脚質はAコース時のみ逃げ馬の成績がいい。その他は先行馬か差し馬が大半。枠順はほぼフラットだが、多頭数の外はやや厳しい。
クラス別水準ラップ
クラス別水準ラップ(3F-2F-3F)と勝ち時計
◆2歳オープン・重賞クラス
(34.5-24.0-35.0 = 1.33.5)
◆3歳以上1勝クラス
(35.6-24.2-35.2 = 1.35.0)
◆3歳以上2勝クラス
(35.2-24.2-34.8 = 1.34.2)
◆3歳以上3勝クラス・オープンクラス
(35.2-23.7-34.8 = 1.33.7)
◆3歳以上重賞クラス
(34.8-23.7-34.8 = 1.33.3)
京都芝1600m(外) 傾向
※2015年1月1日~2020年12月31日のデータを使用して集計してます。
・枠番別
・騎手別
・調教師別